忙しない毎日で、疲れた心と体をラクにする、本とアイテムを紹介します。

更年期の不調がラクになる3つの方法|『更年期の教科書』のヒント

こんにちは、nagiです。

最近、なんか疲れやすくなった…

気分が落ち込む日が増えてきた

これって更年期なの…?どう対処すればいいの?

そんなふうに “更年期” について
ふと、考えることはありませんか?

私自身も、ここ最近になって
「そろそろ、そういう年代なのかな…」と
思うことが増えてきました。

そんなときに、手に取ったのが、
産婦人科医・高尾美穂さんの
『いちばん親切な更年期の教科書』です。

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「よく分からなくて不安…」という気持ちが、
読むうちに少しずつ軽くなっていきました。

≪ この記事でわかること ≫

 更年期の不調が “ラクになる” 3つの方法
 今日からできるセルフケアのヒント
 『更年期の教科書』で特に大切だと感じたポイント

まずは、知ることから|更年期の不調の仕組みを理解する

40代から起こる心と体のゆらぎ

≪ 40代からの不調の理由 ≫

女性ホルモンの自然な変化によるもの

女性ホルモンには、この2つがあります。

  1. エストロゲン(心・体・脳の安定)
  2. プロゲステロン(妊娠を支えるホルモン)

これらがゆるやかに減っていくことで、
体がリズムを整えようと働き、
一時的に不調が出やすくなるそうです

≪ ゆらぎが起こりやすいポイント ≫

 ホルモンが不安定な時期がある
  → 元気な日としんどい日に差が出ることも

 体の調整スイッチが働きにくい
  → 体温・気分・眠りが安定しづらい

 複数の症状が同時に起こる
  → だるさ・不安・肩こりなど重なる日も

私の場合、白髪・老眼など加齢の割合が
多そうですが、
“月経” が今までと違う感じがして、
気になる部分ではあります…

「なぜ、こうなるの?」が分かるだけでも、
少し安心できる気がします

気分の落ち込みや不安が起こる理由

≪ 気分が不安になる理由 ≫

ホルモンの変化により、自律神経がゆれやすくなるため

エストロゲンは、“心の支え” のような存在です。
そのエストロゲンが減っていくことで、
気持ちのバランスが取りづらくなります。

  • 不安を感じやすい
  • 気持ちが沈む
  • 涙もろくなる
  • 理由が分からずソワソワする

どれも、性格のせいではなく、
体の変化による自然なゆらぎなんですね。

「そういう時期なんだ」と思えたら、
気持ちが少しだけラクになりませんか?

これは更年期?それとも別の病気?|不安を減らす見分け方

≪ 見分け方が大切な理由 ≫

更年期症状は、別の病気(貧血・甲状腺・うつ等)と似ているため

本書でも…

その症状が本当に更年期によるものなのか、それとも別の病気によるものなのか、なかなか見分けがつかない
――『いちばん親切な更年期の教科書』より

見分けポイントはこちら

  • 症状をメモして、いつ・どんなときに、を記録する
  • 疲れ・動悸・気分の落ち込みが続く場合は検査を
  • 不安が強い場合は、婦人科・内科に相談

「いつもと違うかも…」
そんなときは、念のため相談するだけでも
安心ですよね

更年期の不調がラクになる3つの方法

その①:食事でゆるく整える(大豆・バランス食)

≪ 食事が大切な理由 ≫

大豆に含まれる成分がエストロゲンに似た働きをするため

食事は、自分でできるケアの代表です。
特に大豆製品は、ゆらぎを和らげる助けになると
言われています。

食事で取り入れたいポイントはこちら

  • 大豆製品を毎日どれか1つ(納豆1パックで十分)
  • 主食・主菜・副菜をそろえる
  • 骨・髪・肩こりにも良い影響が出やすい

コンビニや冷凍食品でも
十分揃えられます

実は私、2週間前から(2025年11月末現在)、
“お味噌汁の具材” や “卵やバナナは毎日” など、
実践しています。
ただ、体質的に、納豆毎日は私には
合いませんでした…

“できそうな日・できそうなことだけ、
少しやってみる”
そんな感じで試してみてはどうでしょうか?

その②:よい睡眠で回復しやすい体にする

≪ 睡眠が大切な理由 ≫

ホルモンの変化で自律神経が乱れ、眠りが浅くなりやすいため

睡眠は、“体とホルモンの回復時間”
少し意識するだけでも、
翌日のしんどさが変わってきます。

よい睡眠のためにできることは…

  • 寝る1時間前はスマホを控える
  • 部屋を暗くしてメラトニンを出しやすくする
  • 軽いストレッチで体をゆるめる

私は約7年前大きく体調を崩したときから、
睡眠に拘りを持ち始めました。

その中に、寝る1時間くらい前から
“部屋を暗くする” というのもやっています。
心がリラックスできますよ。

忙しい日でも、無理なく取り入れられる
内容です。

≪ 睡眠が整うと得られること ≫

 成長ホルモンが出て体の回復が進む

 気持ちが安定しやすくなる

 不調が軽く感じられる日が増える

“できる日だけ、少し整える”
それで十分ではないでしょうか?

その③:自律神経を整える “ゆるラク” ヨガ

≪ ヨガが効果的な理由 ≫

深い呼吸とゆっくりした動きが、自律神経を落ち着かせるため

ゆるく体を動かすことで血流がよくなり、
不調がふっと軽くなることもあるそうです。

≪ ゆるラクヨガの特徴 ≫

 深い呼吸で、自律神経が落ち着きやすい

 骨盤まわりをほぐすことで血流アップ

 気持ちが安定し、前向きさが戻りやすい

正直、私は、ヨガをしたことがないので
分かりませんが…
どれも難しいポーズではないようで、
気軽に始められそうです

“がんばる” のではなく、
ただ体をゆるめるための時間。

無理のない範囲で、
心地よさを見つけてみるのも
いいのではないでしょうか?

必要なときは医師の力をかりる

その①:婦人科は “相談の場所”|つらいときは早めに頼る

 40代になったら婦人科のかかりつけ医をもとう

 月経周期が乱れ、気になる症状があったら、まずは婦人科に相談しましょう

ーー『いちばん親切な更年期の教科書』より

相談するだけで心がラクになることもあります。

婦人科では次のようなことが
行われるそうです。

  • 問診:月経に関すること・服薬中の薬やサプリなど
  • 検査:必要に応じてのさまざまな検査

閉経後の約40年を健康でイキイキと過ごすには、更年期の過ごし方がとても重要。婦人科のかかりつけ医を持つことで、更年期以降の長い人生を快適に過ごせるようになります。

ーー『いちばん親切な更年期の教科書』より

私自身も気になる部分があるので、
様子をみて早めに頼ろうと思います

その②:閉経後に増えるトラブルは “備え” で予防できる

≪ 閉経後に不調が増えやすい理由 ≫

エストロゲンが大きく減ることで、乾燥や尿トラブルが起こりやすくなるため

  • 尿もれや頻尿
  • 膣まわりの乾燥
  • 骨盤臓器脱(骨盤の中の臓器が下がって違和感が出る状態)

ただし、本書にはこう書かれています。

そのままにしないで、軽度のうちから対策を

ーー『いちばん親切な更年期の教科書』より

予防策としてはこちら

  • 膣の保湿ケア(膣剤・保湿)
  • 尿もれの早期対策
  • 歩く習慣(1日8000歩を目安に)

「やっておけばよかった 」とならないよう、
今のうちから頭の片隅に置いておきたいですね。

その③:自分の体を知ることが、前向きな人生につながる

≪ 体をしることが大事な理由 ≫

変化に気づけると、自分に合ったケアを選びやすくするため

体が変わる今こそ、
無理のないケアや “自分に合う習慣”を
見つけたいですね。

  • 体の変化に振り回されにくくなる
  • ケアの選択が迷わなくなる
  • 自分を大切にする感覚が身につく

まだまだ長い人生。
心地よく過ごせる日が増えたら嬉しいですよね。

まとめ|明日が少しラクになるための3つのヒント

  • 更年期は知れば少しラクになる

私は、本書を読んで、そう感じました。

女性ホルモンの変化を理解すると、
不安がやわらぎ、できる対策が見えてくる。

≪ この記事で紹介した3つの方法 ≫

 その①:食事でゆるく整える

 その②:よい睡眠で回復しやすい体にする

 その③:ゆるラクヨガで自律神経を整える

つらいときは、婦人科を頼ることも
大きな安心につながります。

“できる日だけ、少しずつ”

それだけで、不安でつらい毎日が、
少しずつラクで穏やかな日々に
変わっていくはずです。

一緒に、この時期を乗り越えていきましょうね


よろしくお願いします